ツタヤ運営の公立図書館に懸念は?

ツタヤが運営を受託する公立図書館が増える傾向にあるようです。

2013年4月に佐賀県武雄市の図書館の運営がツタヤに委託され、

さらに宮城県多賀城市も2015年春、図書館の運営をツタヤに委託する予定に

なっています。

武雄市図書館の仕組みですが、

 ・ツタヤが指定管理者となり、開館は365日、9時~21時。

 ・入り口付近はツタヤの売り物の雑誌、単行本、レンタルのDVD・CDが並び、

  まるでツタヤの様相。図書館は奥にある。

 ・入口近くにスターバックスコーヒー店あり。

 ・ツタヤのポイントカード「Tカード」が図書利用カードにもなる。

  Tカードを使って本を借りると1日1回に限り3ポイント(3円相当)がつく。

 ・ツタヤとの契約は5年間。

利用状況はというと、

 -2013年4月1日~4月14日の半月で入館者は5万4211人。

 -週末は図書館の駐車場が満杯で、入れない車が路上駐車して大渋滞。

  県外ナンバーが4割を占める。

 -武雄市民から「地元市民が利用しづらいのは本末転倒!」の声も。

 -利用者の95%はTカードを使っての図書借り出し。

と非常に盛況だったようですが、現在はどんな状況なんでしょうか?

 

図書借り出しにツタヤカードが使える仕組みについては利用を避けるべきでは

ないでしょうか。

ツタヤが図書館利用の個人情報を保存する仕組みになっていますので、商業的に

利用される心配もありますし、不正アクセスによる個人情報流出の心配もあります。

公立図書館がこのような仕組みを導入すること自体が問題ですね。

市長は「公と民がみごとに溶け合った」と自画自賛の有様で、公務員(特に地方自治体の

公務員)の個人情報保護の認識の低さには驚かされます。

またこの図書館を利用している市民の個人情報保護の認識の低さにも驚かされます。

個人情報保護の第一歩はまず自衛のはずなのに多くの人がこれを放棄してしまっているのは

大問題です。

 

最後に筆者から一言!

2018年の再契約が非常に心配です。

というのもツタヤのメリットがあまりなさそうに感じるからです。

ツタヤは従来の市による運営費を下回る年間1億1千万円で市と契約しており、

別途、市に賃料を支払うことになっているからです。

同業者は「利益が少ない!」と指摘しており、再契約が継続されるのかも

非常に大きな懸念材料です。

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