東日本大震災の教訓によりできた法律「津波防災地域づくり法」に基づいて、
「悪条件下で最大級の津波が起きた際」の最悪の浸水想定を実施(*1)した都道府県が
2014年3月末時点で15府県にとどまっています。
*1:「津波防災地域づくり法」で、海岸のある39都道府県に義務づけしている。
南海トラフ巨大地震で最悪3メートル以上の津波が想定される24都道府県のうち、
中国・四国はほとんど終わっているのに関東と九州が遅れています。
関東では東京・神奈川・千葉・茨城のうち茨城のみが終わっているだけだし、
九州では福岡・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島のうち熊本・宮崎の2県のみしか
終わっていません。
「最悪を想定」した都道府県は「津波災害警戒区域」を指定することになっていますが、
指定を済ませたのは徳島県のわずか1県のみという始末!
「喉もと過ぎれば暑さ忘れる」のことわざ通りのようです、南海トラフ巨大地震が
起きれば大災害になるというのに!!