今年の2月から4月にかけて、「すき家」店舗の従業員(社員・バイト)の退職者が
続出して247店舗が一時休業に追い込まれる騒ぎになりましたが、覚えておられますか?
原因は過酷労働(残業時間が「過労死ライン」の月100時間を超えることが頻発)ですが、
過酷労働に至ったのは
✓1店舗1人体制(ワンオペ)
✓手間ひまがかかる「牛すき鍋定食」メニューを今年2月から販売
が原因です。
「すき家」の経営者でゼンショーHDの小川社長は、今回の騒ぎに関する7月31日の
記者会見では
・改善策として「1人勤務体制(ワンオペ)」の解消に「一日も早く努力する」
・店舗数は今後も拡大方針をつらぬく
と述べていましたが、経営感覚を疑ってしまいます。
「1人勤務体制(ワンオペ)」解消が最優先課題なのに、解消目標時期も明示していませんし、
「店舗数拡大」と対立してしまうことになります。
筆者が今月、松戸市内の「すき家」をのぞいて見ましたが、従業員は1人だけでしたね。
問題が発生して6ヶ月たった状態が「ワンオペ解消」はどこへやらですね。
従業員の犠牲により成り立つ「すき家」はブラック企業と同類なのですかね?