傾斜マンションの顛末(その2)

2014年11月、横浜市都筑区の大型マンションの傾斜が見つかり、

2015年春以降、新聞・テレビの報道で大騒ぎになっています。

実は2013年3月に横浜市西区の大型マンションで傾斜が見つかっており、

その後のマンション販売会社の調査により、杭が支持層(固い地盤)に

届いていなかったことが判明していて、対応策についてマンション販売会社と住民が

交渉を続けています。

都筑区のマンションと西区のマンションの傾斜の原因はまったく同じですが、

マンション販売会社から提案されている対応策は大きく異なっています。

 

         パークスクエア三ツ沢公園    パークシティLaLa横浜

 ・立地      横浜市西区宮ケ谷        横浜市都筑区池辺町

 ・販売会社    住友不動産           三井不動産レジデンシャル

 ・団地規模    5棟 約260戸        4棟 約700戸

 ・傾斜発覚時期  2013年3月         2014年11月

 ・施工不備棟   4棟(*1)          3棟(*2)

 ・対応策方針   -傾斜の1棟建て替え      -全4棟建て替え

          -残り施工不備3棟は

            地盤改良工事

 ・交渉状況    交渉継続中           今後、本格交渉予定


   *1)杭が支持層に届いてない施工不備

   *2)1棟は杭が支持層に届いていない施工不備、

      残り2棟は杭打ち施工時に補強するセメント量の改ざんの施工不備


西区マンションの交渉は今後も継続しますし、都筑区マンションの交渉は今後、

本格化するでしょうが、ともに交渉が難しく、長期化することが予想されます。

  交渉が難しく、長期化する理由:

    ・西区マンションと都筑区マンションで対応策が大きく異なる。

    ・両方の住民が相互に情報を入手可能である。

    ・施工不備が両方で一致するものと一致しないものがある。

       一致するもの:杭が支持層に届いていない。

       一致しないもの:杭打ち施工時の補強セメント量に改ざんがある。

    ・両方ともに傾斜マンションが1棟で、施工正常マンションが1棟である。

西区の傾斜が出ていない施工不備(杭が支持層に届いていない不備)マンション3棟に

住む住民は対応策が地盤改良工事では納得できないでしょうし、

都筑区の施工正常のマンションの住民は建て替えに巻き込まれることを望まないでしょう。

これらは既に“住民の声”としてあがってきているようです。

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