2016年2月23日、Google社傘下のBoston Dynamics社が次世代人型ロボット
「Atlas」の動画を公開しました。
筆者がその動画を見て驚いたのは、人型ロボットが人間でも転びそうな雪の積もった
山林の道を転ぶことなく歩いていく姿でした。 バランス感覚が非常に優れており、
どんな場所でも転ぶことがないといった印象です。
後半の動画はそれをよく物語っています。
後半では人間がアイスホッケーのスティックで突っついたり押したりしますが、
なかなか転倒しませんし、無理に転倒させてもすぐに立ち上がることができます。
従来、人型ロボットの弱点とされたバランス感覚の課題をクリアしたようです。
2足歩行ロボットがこの状態ですから、4足歩行のロボットに至っては“絶対”と
言っていいくらいに転ぶことはないでしょう。Atlasの動画とあわせて4足歩行の
ロボットの動画も紹介しておきます。
動画を見終わって感じたのは「空恐ろしさ!」です。SF映画で取り上げられる
人間とロボットの抗争(戦争)が決して遠い未来の話ではないことを、この2本の
動画は物語っています。
これらのロボット技術が将来にわたって決して悪用されないことを祈るのみです。