原子力発電の使用済み核燃料から出る核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)の
最終処分場の適地を示す「科学的特性マップ」を政府が公表しました。
日本の国土面積の約65%、適地を持つ市区町村は約1500自治体にもなります。
皆さんのお住まいの地域が核のゴミ処分適地に選ばれたどうかは経済産業省
資源エネルギー庁のサイトで公表されています。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/
nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/
※地図のみ見たい方はこちらをご覧ください。
現在、核のゴミはほぼ満杯で、政府は最終処分場を決めようとしていますが、
市区町村自治体の反対にあい、選定できない状態が何年も続いています。
近い将来、核のゴミ最終処分場が選定されるでしょうからお住まいの地域が
核のゴミ処分適地に選ばれているかどうか確認しておきましょう!
参考までに海外の状況をお伝えしておきます。
海外でも核ゴミ最終処分場の決定及び建設は難航しています。
✓最終処分場が決定しているのは現時点でフィンランドとスウェーデンの
2カ国のみです。フィンランドは2016年12月から施設の建設を
開始しています。
✓米国は2002年に最終処分場を決定しましたが、住民の反対により
計画が中止されています。トランプ政権は2017年3月に計画再開を
表明しましたが、住民が反発しています。
✓ドイツは2013年、住民の反対により最終処分場の候補地が白紙に戻っています。
✓原発大国フランスは最終処分場を決定し、2025年から試験運用する予定に
なっていましたが、反対運動が起きています。