福島第1原発事故の汚染土処理、見通したたず

福島第1原子力発電所事故に伴う除染は2017年に終わる予定で、その除染で出た

ぼう大な量の汚染土は各地に仮置きされたままになっています。

■福島県内の汚染土の処理状況

  福島県内の汚染土は最大2200万立方メートルと見込まれています。

  2017年3月現在、すでに1400万立方メートルが各地に仮置きされています。

  「仮置きされた汚染土は中間貯蔵施設へ運び込まれ、貯蔵開始後30年以内に

  福島県外で最終処分を完了する」ことになっていますが、中間貯蔵施設の整備は

  大幅に遅れていますし、最終処分場も処分方法も未定のままです。

  2017年2月時点で中間貯蔵施設の用地取得の契約が成立したのはわずか2割に

  とどまっています。また仮置きは3年間とされていますが、これまでに中間貯蔵施設に

  運び込まれた汚染土はわずか6000立方メートルで、この状況ですと現場および

  仮置き場での保管が長期化(100年以上か?)する必至の情勢にあります。

福島県外の汚染土の処理状況

  福島県以外の7県57市町村でも除染が実施されました。その汚染土は

  約32万立方メートルで、その95%が現場保管されているだけで処分方法さえ

  決まっていない状況にあります。

   ※注)中間貯蔵施設への搬入は福島県内の汚染土に限定されています。

 

福島第1原発事故から6年以上経過しても自分の所の汚染土の処分場所も処分方法さえも

決められない自治体が最終処分場を受け入れるわけもないでしょうし、ましてや

汚染土のない自治体が最終処分場を受け入れることは決してないでしょう。

筆者の推測では、汚染土は現場と仮置き場、あるいは中間貯蔵施設で100年以上に

わたって(あるいは半永久的に)保管されることになるのではないでしょうか?

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