ふくれあがる福島第１原発事故処理費用！

経済産業省の試算によると、福島第１原発事故の処理費用が倍増しそうな状況のようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　現行(２０１６年)　　　　経産省試算

　　賠償　　　　　　　　　　　　　　５.４兆円　　　　　　　８兆円

　　除染・中間貯蔵施設　　　　　　　３.６兆円　　　　　　　６兆円

　　廃炉　　　　　　　　　　　　　　２兆円　　　　 　　　　８兆円

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　　合計　　　　　　　　　　 　　　１１兆円　　　　　　　　２２兆円

"現行(２０１６年)”の「除染・中間貯蔵施設」のうち１.１兆円は中間貯蔵施設費で

電力料金に上乗せされる問題がありますが、"経産省試算”でも大きな問題があります。

廃炉費用ですが、現時点では廃炉工法が確立していないため「正確に廃炉費用を

算出するのは難しい」と経産省は指摘しており、試算８兆円が更に上ぶれする懸念が

あります。

ぼう大な処理費用の捻出方法にも大きな問題があります。

賠償費用に関して、

　　"現行(２０１６年)”　５.４兆円は東電中心に大手電力各社で負担

　　　　　　　　　　　　　　↓　　

　　"経産省試算”　　　　８兆円は東電を含む大手各電力会社と新電力各社で負担

と方針が変わるようです。

賠償費用の一部を新電力各社に負担させるとなると、

　　・電力自由化で新規参入にもかかわらず賠償させられる理不尽さ

　　・新電力各社は会社基盤が弱体で電力料金に上乗せせざるをえない

という大問題があり、新電力各社と消費者団体からは強い批判が出ています。

今後も注視が必要のようです。