「ガンが遺伝子の病気である」ことは研究により明らかとなっていますが、
この表現から「家系的にガン遺伝子を持った人がガンを発症する」と理解する
人たちが多いのではないでしょうか? 筆者もその一人でした。
最近の研究結果によると、
✔「ガン遺伝子」要因による発症はわずか5%
✔「喫煙・飲酒などの生活習慣」などの環境要因による発症は29%
✔「偶発的な遺伝子の複製ミスで生じる異常細胞(*1)」要因による発症は66%
となっています。
*1)人間の細胞は常時、分裂・増殖しており、その際、遺伝子が複製されて
受け継がれますが、複製ミスがおこると異常細胞が生じます。
この数値を見て、喫煙をやめられない人や大酒のみの人は安心しないでください。
『喫煙や飲酒で「偶発的な遺伝子の複製ミス」が発生しやすくなる』と報告されて
いるからです。ガン発症要因の95%(66%+29%)を極力減らすためには
『喫煙・飲酒』を控えてガン予防に努めるのが一番のようです。