改正健康推進法が2019年7月1日から一部施行され、受動喫煙対策として
学校や病院、行政機関などの敷地内での喫煙が禁止となりました。
病院、行政機関などでは喫煙所が撤去されるなど全面禁煙が進みましたが、
大学ではほとんど対策が進んでいないようです。
新聞社の調べによると、学生数1万人以上の49大学(国立10校、私立39校)のうち
大学内全面禁煙にしたのはわずか6校(東北大、新潟大、岡山大、名城大、関西外語大、
帝京平成大)のみで、残りの43大学は敷地内(キャンパス)に屋外喫煙所を残しています。
屋外喫煙所を残した理由ですが、屋外喫煙所を撤去すると
✔キャンパス外での喫煙が増えて近所迷惑になる
✔灰皿のない所に吸殻を捨てて火事になる心配がある
点を挙げています。
(「教職員が全面禁煙に反対したから」と回答した大学もあったそうです。呆れます。)
唯一の救いは屋外喫煙所を残している43大学中、
・15大学は今後、敷地内全面禁煙にする方針
・15大学は敷地内全面禁煙を検討中
であることです。
残念なのは残り13大学が「敷地内全面禁煙の予定はない」としていることです。