新型コロナウイルス禍の多くの関係者が、「現状、医療体制はひっ迫している!」と
発言します。「医療体制崩壊!」とはごく一部の医療関係者しか言いません。
政府関係者や自治体関係者に至っては「医療体制ひっ迫!」としか言いません。
本当に「現状、医療体制ひっ迫!」なのでしょうか?
筆者は「既に医療体制は崩壊している!」と思っています。
・高齢者(65歳以上)の新型コロナウイルス感染者が自宅で死亡するケースが
頻発している
・新型コロナウイルス感染者を救急車で病院に搬送しようとしても、病院が
受け入れを拒否するケースが多発している
などのメディア報道を多く見かけるようになりました。
先日、筆者が住む千葉県の2市の広報誌(2021年2月1日付)に、
新型コロナウイルス感染状況が掲載され、その中に次のようなデータがありました。
入院中 ホテル療養 入院調整中など
鎌ケ谷市 12人 3人 81人 *1
松戸市 56人 24人 301人 *2
*1)2021年1月25日現在
*2)2021年1月21日現在
上記の”入院調整中”の感染者の多くは入院したくても入院できなくて、
入院を待っている人達です。
多くの自治体でも同様な現状ではないでしょうか?
また、国や自治体の強い要望により新型コロナウイルス感染者専用ベッドを
確保するために、通常の診療ができなくなっている病院も多いと聞きます。
これが”医療体制ひっ迫!”状態でしょうか?
”医療体制崩壊!”そのものでしょう!