総務省による「住民基本台帳に基づく2021年の人口移動報告」の発表によると、
外国人も含める集計方法になった2014年以降では、東京23区の年間の転出者が
転入者を上回り、初めて転出超過に転じました。
2021年の1年間の転出者数 38万2人
2021年の1年間の転入者数 36万5174人
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うテレワークの普及などにより、
東京都から離れて生活する人が増えたことが影響していると分析されています。
内閣府が2021年、実際の移住者を対象にアンケート調査を実施した結果では、
移住を決めた理由を「テレワークの導入」とした人が
コロナ禍前では 35.4%
コロナ禍の現在では 47.9%
と膨らんでいます。
内閣府の政策統括官は、
「元々移住に興味を持っていた人たちが、コロナ禍で地方にテレワーク環境が
整ってきたことで背中を押された」
と指摘しています。