先般、市の広報(令和4年4月15日号)を見ていて驚きました。
公報の片隅に、「布製マスクを配布します」のタイトルで約3600枚の
布製マスクを希望者に無料で配布すると書かれていたからです。
その布製マスクは国から配布されたもので、なくなり次第終了と書かれていました。
すぐに気が付きました、その布製マスクは「アベノマスク」(通称)に間違いないと!
2020年(令和2年)、安倍晋三政権下で、新型コロナウイルス感染予防対策として
介護施設や全世帯に配布予定の布製マスク約2億8700万枚が調達されました。
ところがこの布製マスクは不織布マスクに比べ新型コロナウイルス感染予防効果が
劣ることが明らかになり、約8000万枚があまって倉庫に眠ることになりました。
令和2年度の保管費用だけでも約6億円にもなったため、国会でも大騒ぎになり
安倍政権はメディアでも散々叩かれる始末でした。
その在庫のマスクは希望者に無償で渡されることが決まりましたが、
その後も問題が発覚しています。
問題:在庫のうち1100万枚が不良品である。
(2021年12月21日、岸田氏首相が公表)
問題:保管在庫が記録より約53万枚少ない。
(2022年3月18日、後藤厚生労働相が公表)
その布製マスクがわが市にもやってきたわけです。
みなさんがお住いの市町村ではどんな状況ですか?