9月の”Yahoo!ニュース”に記事『65歳以上の「無職世帯」の平均貯蓄額』が
掲載されていましたが、皆さんはご覧になりましたか?
まとめると以下の様な内容でした。
✓日本人の平均寿命:男性81.74歳/女性87.57歳
✓65~69歳の就業率:男性52.9%/女性33.4%
✓65歳以上無職世帯の貯蓄額:平均貯蓄現在高 2342万円(*1)
*1:通貨性預貯金 623万円
定期性預貯金 924万円
生命保険など 403万円
有価証券 388万円
金融機関外 4万円
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計 2342万円
✓老後2000万円問題:(厚生労働省提出資料より)
・条件)高齢夫婦世帯 夫65歳以上&妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯
・老後の生活費) -実収入 20万9798円
-実支出 26万3718円
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-月々の赤字額 約5万5000円
・老後の必要額)上記の約5万5000円✖12ヶ月✖30年(老後を30年と想定)
=1980万円(約2000万円)
注1:介護費用は含まれていない。
注2:住居費が1万3656円で計算されている。
・結論)上記の内容により「老後2000万円問題」は大きな問題ではない。
筆者は、以下の様な状況により『大きな問題』だと判断すべきであると思います。
1.年金が毎年減額し続けている。
2.2019年時点では現在の様なインフレによる急激な物価上昇(特に
2021年以降)が予想できなかった。
3.2022年2月に突発的に発生した「ウクライナへのロシア侵攻」による
世界的な不況が日常生活へ悪影響を及ぼしつつある。