最近始まったプロジェクト「夢食堂」をご存知ですか?
「子ども食堂」(注1)だったら知っているけど、「夢食堂」は知らないという方が
多いのではないでしょうか。
一般社団法人「ロングスプーン協会」の橋本展行代表は、
「日本国民の中間的な所得の半分にも満たない低所得の家庭で暮らす
18歳未満の子どもの割合は2018年時点で13.5%」(国の調査結果)
の数字に危機感を覚え、子どもが毎日食事できる環境を整備したいと考え
「夢食堂」の仕組みを思いついたそうです。
「夢食堂」は「子ども食堂」とは異なり、食事に困る子どもの支援のために
一般の飲食店の中に開設されます。
その飲食店を訪れた客が200円で食券を購入し、その後その店に来る子どもが
その食券を使って食事できる仕組みになっています。
2021年5月に活動が開始され、6月に「夢食堂」1号店が開設されました。
2022年9月時点で26都道府県の約90店舗に「夢食堂」が広がっているそうです。
橋本代表はコンビニ最大手と同規模の2万店まで拡大を目指しています。
「子どもが安心して食べられる環境を作りたい」と今後を見据えています。
なお「夢食堂」の詳細についてはインターネットの「FOOD RIBON](注2)のページに
掲載されていますので、そちらをご参照ください。
注1:「子ども食堂」は、地域住民やボランティアが寄付された食材や食料を使って
調理し、子ども対象に食事を提供する”食堂”です。
子どもに食事を提供できる場所の確保が必要なため、月に数回の開催に
とどまることが多いようです。
注2:「FOOD RIBON」
https://longspoon.net/media/ (活動を紹介のメディア一覧)