地球温暖化対策として「温室効果ガスの削減」は非常に重要です。
市民1人1人の温室効果ガスの排出量は非常に多く、市民生活からの排出量が
国内全体の約6割を占めています。
温室効果ガス排出量は二酸化炭素(CO₂)に換算して表示されますので、
『カーボンフットプリント』と呼ばれます。
国立研究開発法人「国立環境研究所」は総務省の家計調査などを活用して、
国内52都市の1人当たりの温室効果ガス排出量を推計し、
ウェブサイト(https://lifestyle.nies.go.jp/html/interactive.html)で
公表しています。
このウェブサイトをのぞいて見ましょう。
・52都市の平均カーボンフットプリントは1人年7300キロ
・都市別では 最多が水戸市で8430キロ
最少が那覇市で5780キロ
平均/水戸市/那覇市のカーボンフットプリントの内訳(上位5項目)は次の通りです。
平均 水戸市 那覇市
電気 1440 | 自家用車 1720 | 電気 1290
自家用車 1110 | 電気 1620 | 自家用車 760
ガス・灯油等 620 | ガス・灯油等 590 | 外食 410
外食 470 | 外食 520 | ガス・灯油等 330
衣類 300 | 衣類 320 | 衣類 200
産業革命(1783年)前からの世界の平均気温の上昇を1.5℃ に抑えるには
1人年2500~3200キロの排出量に抑える必要があります。
個人排出のカーボンフットプリントは各個人のライフスタイルで大きく異なるので、
各個人が自分のカーボンフットプリントを知ることが重要です。
個人のカーボンフットプリントを知ることができるWebアプリ
『じぶんごとプラネット』(https://www.jibungoto-planet.jp/)
が「国立環境研究所」と一般社団法人「コード・フォー・ジャパン」により
開発され、ネット上で無料公開されています。
約30の質問に答えると、住居/食/移動/消費財の4分野のフットプリントが
推計されます。ご利用をお勧めします。